訪問薬剤師の在宅ワークとはどのようなお仕事なのでしょうか。

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需要が増える在宅医療!訪問薬剤師としての働き方

2021年1月29日更新

薬剤師によるヒアリング

トピックス

  • 在宅医療の推進とともに、在宅訪問薬剤師の仕事は増えていく
  • 介護する人もされる人も支えられる、非常に意義深い役割
  • 在宅医療を強化している調剤薬局も増えており、チャレンジしやすい

 高齢者の人口増加や「終末期の療養を自宅で行いたい」というニーズが多いことを受けて、厚生労働省が在宅医療・介護を推進していることは既にご存知の方も多いでしょう。 そのような流れのなかで、薬剤師の働き方にも少しずつ変化が起きています。現在注目されている働き方の一つが、「在宅訪問薬剤師」。これからさらに需要が見込まれる在宅訪問薬剤師とは、どのようなお仕事なのでしょうか?

在宅医療・介護を支える在宅訪問薬剤師とは?

 現在日本では急速に少子高齢化が進んでおり、65歳以上の人口割合が2025年には約3割、そして2055年には約4割になると予測されています。そういった状況のなかで厚生労働省は、高齢者の尊厳保持と自立生活支援を目的として、可能な限り住み慣れた場所で自分らしい暮らしを人生の最期まで送ることができる「地域包括ケアシステム」の実現を目指しています。今では比較的耳にすることが多くなってきた「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」なども、この取り組みの一環です。

 最近では地域包括ケアシステムの構築が進むにつれて、在宅医療・訪問看護・訪問介護などのサービスの認知や利用が広がりつつあります。これらのサービスがより充実してくれば、今以上に入院療養から在宅療養への転換が進むことは想像に難くありません。現在も多職種と連携しながら在宅訪問療養に取り組む薬剤師は増えていますが、さらに需要が伸びていく仕事といえるでしょう。

在宅訪問薬剤師の仕事内容

 在宅訪問薬剤師の主な仕事内容は以下のようになっています。

配薬

 処方箋にもとづいて調剤し、高齢者や寝たきりなどで通院が困難な患者さんのお宅へ薬を届けます。

薬歴管理・服薬指導・服薬支援

 薬の効果・副作用・飲み方などを説明し、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐため一包化やお薬カレンダーへの薬のセットなどを行います。訪問時には、患者さんやその家族から服薬・体調などの状況を聞きとり、簡易懸濁・剤形の変更なども検討します。
 薬剤師は処方された薬剤の適正使用を評価し、その結果を医師へ報告・提案をする大きな役割を担っています。

医師やケアマネージャーとの連携

 患者さんがより安心して在宅医療・介護を受けられるように、薬剤師が訪問の際にヒアリングした情報や浮腫・脱水・便の評価などの情報を医師やケアマネージャーなどに報告し共有します。
 また、多職種が話し合い、個々の利用者のケアプランをチェック、より良い地域包括ケア実施のための課題を検討する地域ケア会議などにも、薬剤師として責任を持って積極的に参加することが大切です。

訪問診療同行

 在宅訪問薬剤師は、医師の診療に立ち会うこともあります。この場合は、医師の診断をふまえたうえで薬剤の種類や量の増減などについて処方を提案するケースも少なくありません。また、副作用や薬の飲み合わせといった専門知識を医師から求められる機会もあり、チーム医療への積極的な参加が求められます。

在宅訪問薬剤師になるには

 現状では、在宅医療を専門で行っている薬局はそう多くありません。そのため基本的には在宅医療に取り組む薬局へ勤務し、通常の薬剤師業務と並行する形で在宅訪問薬剤師の業務を担うことになります。最近では、実践的な知識や心構えなどを指導する教育制度や業務体制を採るなど、在宅医療への取り組みを強化している調剤薬局も増えているようです。そういった薬局なら未経験からキャリアを積んでいくことも可能であり、在宅訪問薬剤師という新たな分野へのチャレンジもしやすいといえるでしょう。

在宅訪問薬剤師に必要なスキル

 在宅医療における薬剤師の仕事は、患者さんにとっての治療を円滑に進めていくお手伝いをすることです。そのためには、コミュニケーション能力が欠かせません。多職種との連携の際、患者さんやその家族からの要望や正確な情報を聞きとる際、色々な場面で薬剤師のコミュニケーション能力が必要になってきます。
 また在宅訪問薬剤師には、薬学・薬剤だけにとどまらない、より幅広い医療知識が必要です。患者さん宅へ訪問する際には医師・看護師のいないことも多々あり、訪問した際にいち早く患者さんの体調・状況に気づき迅速な対応を取ることが必要です。発熱はしていないか、脱水になっていないか簡単に確認できる術を身につけておくとよいでしょう。

在宅訪問薬剤師は地域医療に欠かせない存在

 少子高齢化に歯止めがかからない現在、在宅医療の推進に合わせて在宅訪問薬剤師が欠かせない存在となることは間違いありません。在宅訪問薬剤師という仕事は、介護される人はもちろん、介護をする人も支えることができる非常に意義深い役割といえるでしょう。在宅医療・介護に興味がある方は、在宅訪問薬剤師として働ける職場を探してみてはいかがでしょうか?

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監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在は、2023年にファーマリンクと合併したブラン・ド・ブランの執行役員。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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