正社員、パートなどの雇用形態を問わず、経験者の採用選考では履歴書に加えて職務経歴書を提出するのが一般的です。
薬剤師の転職では、人手不足から履歴書の提出のみで済むことも多かったのですが、特に都市部において薬剤師不足が解消されてきていることもあり、職務経歴書の提出を求められるケースが増えてきています。
これまであまり必要とされていなかったということもあり、職務経歴書を書いた経験がない薬剤師の方もいらっしゃると思います。そういった方や、「書いたことはあるけど書き方に自信がない」という方のために、ここでは採用担当者に評価してもらえる職務経歴書を書くコツをお教えします!
履歴書は、採用側の募集条件と応募者がマッチしていることを確認するために最低限必要な情報(生年月日、居住地、学歴など)を載せた資料です。
これに対し職務経歴書は職務経験だけを詳しく書いたもので、いわば応募者が応募企業に「貢献できる人材」であることをアピールする資料です。即戦力が求められる中途採用においてはこの職務経歴書が、履歴書以上に重要な意味を持ちます。
記入すべき項目が決まっている履歴書とは違い、職務経歴書にはいわゆる「フォーマット」がありません。
したがって、自分の経歴や魅力が伝わるように書き方や内容を考えることが重要です。
職務経歴書の内容から、あなたの「スキルレベル」「実績」等が判断できるように、職務経歴書には以下の内容を具体的に書きましょう。
採用側はあなたに自社が求める実務能力があるかどうかを判断します。あなたがどこでどんな経験をして、現在どんなことができるのかを明確に記述しないと、採用担当者も正しい評価ができません。
職務経歴書では、あなたが持つ転職後に発揮できる経験、仕事への姿勢、それらを表現できるプレゼン能力を測られます。
職務経歴書は採用担当者が読んで、
を判断できる内容にまとめてください。
仕事の中でしてきた工夫やその動機を含めて、簡潔かつ具体的に(成果の数値があれば数値も入れて)書くように心がけましょう。
枚数は社会人経験の長さや働き方によりますが、目安としてA4用紙で1~2枚程度、どんなに多くても3枚程度にまとめるのが良いでしょう。
経歴が長くてうまくまとまらない人は、
に重点を置いて書くのもひとつの方法です。
職務経歴書は面接時の大事なプレゼン資料となります。書いた内容が面接の際に深堀りされても、面接者に好印象を持ってもらえるような答えができるようにプレゼンの準備もしておきましょう!
冒頭に経歴の概要を簡潔にまとめることで採用担当者が内容を理解しやすくなります。3~5行(250文字)程度にまとめるか、箇条書きで書くようにしましょう。
「経験と実績」「自分に何ができるのか」の観点からあなたのアピールポイントを伝えてください。特にリーダー的な立場に就いた経験は、大きなアピールポイントです。
在職中の場合は、現在の仕事内容についても触れておきましょう。
上記のようなことがあれば記載し、面接時に具体的にエピソードを説明できるよう準備しておきましょう。
まず勤務先の法人(企業・病院・店舗など)の正式名称を書きます。たとえば企業名であれば「株式会社」まで省略せずに書くようにしましょう。
公開されている事業内容や売上高、従業員数、資本金、病床数などの法人情報も詳しく書くと、採用担当者の理解の助けとなります。
次に、いつ(就業期間)、どこで(勤務地)、どのように(配属・職種・雇用形態、業務内容など)働いていたのかを書きます。
業務内容については、外来調剤の有無、レセプト業務の有無、あれば管理薬剤師経験やその他のマネジメント経験についても書きましょう。
また処方箋の受付枚数や応需科目、薬剤師数を明記すると、薬局の規模やどのようにオペレーションがなされていたかが分かりやすくなります。
1日の処方枚数は、平均枚数よりも最小枚数と最大枚数を書いた方が、採用担当者がよりイメージをつかみやすいでしょう。
これまでの職歴で培った知識・経験、コミュニケーション能力(人間関係能力)、問題発見能力(気づく力)、課題解決能力が応募先の業務にどのように役立ち、応募先であなたがどのように働けるかを「具体的なエピソード」を交えて書いてください。
志望動機の部分については応募先によって変える必要があります。
応募先がどのような人材を期待しているかは、求人情報から読み取ったり、キャリアカウンセラーに尋ねたりして掴んでください。
まだ経験があまりない場合は、応募する仕事への意欲やどのように取り組むかを書くと良いでしょう。
また、志望動機に「スキルアップを図りたい」「在宅介護に貢献したい」などの前向きな記述があると好印象です。入社後にチャレンジしたいことや自身の強みもここでアピールします。
職務経歴書では社会人としてのマナーも見られています。
誤字脱字がないのはもちろん、ビジネス文書のスタイルで書くことが大切です。書き間違えた場合は、修正液などを使わずに最初から書き直すようにしましょう。
職務経歴書がうまく書けない場合は、薬剤師の転職・派遣をサポートするファーマリンクにご相談ください。現役薬剤師のキャリアカウンセラーが採用担当者の視点から職務経歴書の書き方をアドバイスします。
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