海外で薬剤師の仕事をするために知っておきたい海外の薬剤師事情をご紹介します。

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海外で薬剤師の仕事をするために知っておきたいこと

2021年1月29日更新

医薬品ピッキング

トピックス

  • 薬剤師の資格は基本的に資格を取った国でしか使えない
  • 海外の薬剤師は日本の薬剤師と期待される役割が違う場合がある
  • タイやシンガポールの日系病院なら、日本の免許で問題なく働けることもある

薬剤師の資格を保有している方の中には、「海外で薬剤師の知見と英語のスキルを活かして働きたい」といった方もいるかもしれません。では実際、海外で薬剤師として働くことは可能なのでしょうか? 今回は、海外で薬剤師として仕事をするにあたって知っておきたい情報をご紹介します。

薬剤師の資格は海外でも使える?

日本で取った薬剤師の資格は、原則的に国外では使用できません。薬剤師として海外で働きたいなら、多くの場合、現地のカリキュラムや試験を受け直して新たに薬剤師免許を取得する必要があるでしょう。どのような条件が課せられるかは国や地域によって異なりますが、最新の薬学知識を学ぶため、自主的に海外の大学院に進学する人もいます。

海外で薬剤師資格を取得したら、現地の調剤薬局やドラッグストア、製薬企業などに就職できます。日本人薬剤師の需要が高いエリアとして挙げられるのは、海外の観光地や現地の「日本人街」。薬効や用法を正しく説明できる日本人薬剤師は、海外で暮らす日本人にとって非常に心強い存在となります。

また、海外の薬剤師資格を持たなくても「2年以上の臨床経験」「総合病院での勤務経験」などの条件を満たせば、「国境なき医師団」のメンバーとして活動することが可能です。海外で薬剤師の仕事をするなら、日本人であることと薬剤師であることの両方を活かせる場所を探しましょう。

海外の薬剤師事情

日本の薬剤師資格が海外で使用できない理由は、「海外の薬剤師と日本の薬剤師では期待される役割が異なる」という背景もあります。

アメリカでは薬剤師に「依存型処方権」が認められています。これは、医師から委任を受ければ処方を書くことができるというものです。日本のような公的医療制度がないアメリカでは、薬剤師を医師代わりとして頼る人も多く、薬剤師の地位や給与水準は日本よりもはるかに高いといえるでしょう。日本人薬剤師のなかには、プロフェッショナルな薬学教育を求めてアメリカに渡る人もいます。

日本では体調を崩したときに病院やクリニックを受診するのが普通ですが、ロシアではまず薬局に行き、薬剤師に相談しながら薬で様子を見ることが多いようです。医師の処方箋があっても、薬剤師の判断で処方箋の内容とは異なる医薬品を処方するケースもあるなど、日本の医療サービスでは考えられないことも起こり得ます。

薬剤師として海外で働くなら、薬学の専門知識とは別にこうしたそれぞれの国の事情を学ぶ必要もあるでしょう。

アジアの一部では現地の資格が不要な場合も

日本人街があるアジアの一部の国々では、例外的に日本の薬剤師資格を使って働ける場合があります。勤務先は日本人向けの病院やクリニックで、主に現地の日本人駐在員を相手に薬に関するサービスを提供します。英語やタイ語などができなくても問題ないとされていますが、現地のスタッフとコミュニケーションをとれるくらいの語学力は身につけておいた方がいいでしょう。

海外での経験がキャリアアップにつながる

海外で薬剤師の仕事をするのは簡単なことではありません。しかし、海外での勤務経験があれば、薬剤師としての市場価値が高まることは間違いないでしょう。海外で薬剤師の仕事に就くには現地の資格が必要なケースも多いので、まずは海外の大学や大学院に留学することから検討してみてはいかがでしょうか?

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監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在は、2023年にファーマリンクと合併したブラン・ド・ブランの執行役員。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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