将来的に雇用が減る薬剤師業界で生き残るための働き方

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薬剤師の将来性! 雇用が減っても生き残るための働き方とは

2021年1月29日更新

トピックス

  • 薬剤師は人手不足だが、長期的には薬剤師の数が働き口の数を上回ると見られている
  • 調剤薬局の業務のなかでも「地域医療」の分野では薬剤師の必要性が高まる
  • 特定の分野の専門性を身につけて、ほかの薬剤師との差別化を図ることも重要

 現在は人手不足が続いている薬剤師業界ですが、今後は調剤業務の効率化や薬科大学・薬学部の増設や調剤補助を採用する流れもあることから、徐々に人手が余るようになると見られています。雇用が減っても薬剤師として安定的に仕事を続けるためには、どのような働き方を選べばよいのでしょうか。

「薬剤師過多」が起きるのは時間の問題?

 薬剤師の勤務先には病院、調剤薬局、ドラッグストア、製薬企業などがありますが、なかでも調剤薬局やドラッグストアでは薬剤師不足に悩む現場が少なくありません。都心部やターミナル駅、駅近案件等は充足傾向にありますが、それ以外ではパートや派遣やパートなどの求人を出している薬局も多いです。また、地方の薬剤師不足が深刻なエリアでは、週休3日制を取り入れたり、高水準の給与を用意したりして人材を確保しようとする動きも見られます。

 まだ実感のない方もいるかもしれませんが、2019年5月に厚生労働省の研究班がまとめた報告では、近い将来「薬剤師が余る」ことが予測されています。薬剤師の業務が現在と変わらない前提で推計した場合、薬剤師の需要と供給のバランスが保てるのはあと数年間ともいわれます。

 薬剤師の仕事が余る要因となり得るのが以下の3点です。

● 調剤業務の効率化
● 薬科大学薬学部の増設
● 調剤補助を採用する薬局の増加(※2019年4月2日の厚労省通知による)

 薬科大学や薬学部の入学者定員については、厚生労働省から「現在の水準以上に必要となる状況は考えにくい」との見方が示されていますが、それに反して薬学部の入学定員が増加し続ければ、薬剤師の供給過多が進んでしまいます。薬剤師の供給が需要を上回っても求められる人材になるために、自らで働き方を考える必要があるでしょう。

働き方1:「地域医療」で価値を発揮できる薬剤師を目指す

 「地域医療」の分野では、今後ますます薬剤師のニーズが高まると見られています。特にひとりで生活する高齢者や、老老介護世帯、通院が難しい患者の家に処方箋薬を持って訪問する「訪問薬剤師」は、在宅医療の拡充に不可欠な役割です。地域医療に力を入れる「かかりつけ薬局」や「健康サポート薬局」に勤務すれば、日常業務の範囲で在宅訪問の経験を積むことができるでしょう。

 また、近年では日本在宅薬学会や日本老年薬学会に所属し、自主的な勉強で在宅医療に関する専門性を高めようとする薬剤師も増えています。在宅医療では、服薬指導や残薬管理のほか、患者の状態を見極めて医療機関の受診を勧めることも薬剤師の役割となるので、問診、触診、聴診などによって患者の状態を把握する「フィジカルアセスメント」の技術を磨くことも大切です。

働き方2:薬剤師資格を活かし薬局以外の場所で働く

 調剤業務の効率化によって、薬局で働く薬剤師の役割は、ピッキングや分包を行う非薬剤師のスタッフを監督することに変わりつつあります。従来どおりに働く薬剤師も必要ですが、その数は徐々に減っていくでしょう。

 薬剤師として生き残るために、病院や薬局以外の場所で働くという選択肢もあります。薬剤師の資格保有者が求められる職場には、民間企業の研究者や、治験コーディネーター(CRC)、臨床開発モニター(CRA)、食品衛生監視員などがあります。どんな職種を目指すにも、調剤業務の経験は業務の基本となるので、薬剤師としての経験が浅い場合は、まず目先の仕事をしっかり覚えましょう。

雇用が減少しても生き残れる薬剤師を目指して

 これからの薬剤師には、病院や調剤薬局だけでなく、在宅医療や介護の分野での活躍が期待されています。薬剤師として安定的な仕事を得るために、確かな調剤経験を積んだうえで、調剤以外のスキルも磨きましょう。

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監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在は、2023年にファーマリンクと合併したブラン・ド・ブランの執行役員。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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