医療情報技師の仕事内容とは!?資格を持つことで広がる働き方

医療情報技師の仕事内容とは!?資格を持つことで広がる働き方

 知識やスキルの証明書として、転職に役立つ「資格」。業種や職種によってその扱いは異なるものの、専門性の高い職種の求人募集では特定の資格取得を応募条件に掲げているケースも少なくありません。資格を持つことで働き方が広がるのは、薬剤師の世界も同じ。今回は、「医療情報技師」の資格にクローズアップします。病院での仕事内容や取得するための方法について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

医療情報技師とは?

 医療情報技師は、一般社団法人日本医療情報学会が付与する資格です。学会のWebサイトでは「保健医療福祉専門職の一員として、医療の特質をふまえ、最適な情報処理技術に基づき、医療情報を安全かつ 有効に活用・提供することができる知識・技術及び資質を有するもの」と記載されていますが、言い換えれば「医療分野における情報システムの開発・運用を通して医療スタッフと患者、双方の負担軽減を図る役割」のこと。医療業界特化型のシステムエンジニアをイメージすれば分かりやすいかもしれません。

 医療情報技師の認定試験が始まったのは2003年。2005年からは医療情報技師認定証の更新制度が実施され、5年の有効期間中に一定基準を満たせば無試験で資格が延長できます。2007年以降は、上級医療情報技師の資格試験もスタート。医療情報技師の資格を有し、医療システム業務に5年以上関わっていれば、上級医療情報技師への受験資格が得られます。

医療情報技師の病院での仕事内容

 医療情報技師の資格を持っていると、電子カルテシステムを扱う病院の事務職(常勤)に就きやすいというメリットがあります。業務は、病院で扱われている医療情報システムや院内の情報インフラにおける開発・運用・保守がメイン。電子カルテシステムやWeb診察予約システムにトラブルが生じると診療・治療に支障が出るため、近年では多くの病院・クリニックが情報システムの保全に力を入れています。遠隔診療システムなどの普及などもあり、医療情報技師の存在感は今後ますます高まっていくでしょう。

なお、求人情報ページの募集要項では「システム管理職」や「事務職員(システム担当)」という職種で募集がかかるケースが多いようです。

薬剤師なら医療情報技師の資格取得も簡単?

 医療情報技師の試験はマークシート方式です。「情報処理技術系」「医学医療系」「医療情報システム系」の3科目で、それぞれ合格点をクリアする必要があります。過去の実績を見てみると、受験者総数は4,500名程度、認定者は1,500名程度で取得率は30~35%。「簡単」ではありませんが「難関」というほどではないため、業務の合間や休日などを使ってしっかり勉強すれば十分に希望はあると言えるでしょう。

【2016年~2018年の医療情報技師認定試験実績】

第16回 2018(平成30)年8月26日 4,365名 1,502名 34.41%
第15回 2017(平成29)年8月20日 4,536名 1,521名 33.53%
第14回 2016(平成28)年8月21日 4,538名 1,548名 34.11%

http://jami.jp/jadite/new/first/toukei-f.html

試験は年1回で毎年8月に実施されるので、週5日で働いている方の場合は遅くとも半年前の2月には勉強を始めたほうがよいでしょう。過去問題集(医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2018)を繰り返し解くようにし、時間配分まで体に覚え込ませておくと安心です。正答率と日付をエクセルなどで記録しておけば、モチベーションの維持にもつながります。

薬剤師が医療情報技師の資格を活かすなら

「システム管理職」や「事務職員(システム担当)」は正社員としての求人募集が多いので、キャリアアップやキャリアチェンジを目指すなら医療情報技師は「持っておいて損はない資格」と言えるでしょう。医療従事者である薬剤師は基本的な医療関連知識に関してアドバンテージがあり、実際に薬剤師の受験者・合格者は多いと言われています。転職を有利に進めるため、まだ持っていない方は資格取得の準備を始めてみてはいかがでしょうか?

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