薬剤師には定年が定められていますか?

薬剤師の定年は職場や働き方によって変化します。
例えば国家公務員として働く薬剤師や、製薬会社のような一般企業に勤務をしている薬剤師は、職場の規定によって定年退職をする時期や年齢が細かく定められているため、概ね60歳から65歳前後で定年を迎えます。しかし、小規模のドラッグストアや調剤薬局の場合は、あらゆる事柄に決定権を持つオーナーとの話し合いで定年を決めるケースもあるため、薬剤師の具体的な定年時期は断定することができません。
自ら調剤薬局の開業をしたり、医療コンサルタントとして独立をした薬剤師の場合は、自分自身が経営者であるため定年が存在しません。何歳になっても自由に働く事ができるため、生涯現役を貫くことももちろん可能です。ただし後継者や引き継ぎなどの問題もあるため、独立後は自らリタイアをする年齢を決めてしっかりと長期の計画を立てることが必要です。
また薬剤師には、定年後に再就職する人が多くいます。理由としては、薬剤師の需要が高く再就職がしやすい環境にあるからです。1997年から、厚生労働省は薬の処方と調剤を分離する医薬分業を推し進めてきました。その結果、当時26%であった医薬分業率が2012年には66.1%となっています。
これにともない薬剤師の需要が増加しており、医療機関では薬剤師の確保が重要課題となっているほどです。もしも薬剤師が引退後にも働きたいと考えるのであれば、それまでに培った経験を武器にして大いに活躍することができるでしょう。
このように、薬剤師の定年に決まりはなく、人それぞれであるといえます。一般的な定年である60~65歳になったら仕事をきっぱりと引退したいのか、あるいは定年を自ら決めてそこまでは現役で働き続けたいのか、希望次第でどちらを選ぶこともできます。薬剤師は、定年するよりも現場で長く働き続けたい人にとっては最適な資格です。資格が必要な職業の中でも、恵まれた就業環境にあるといえるでしょう。
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