オンライン服薬指導の現状と課題

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オンライン服薬指導の現在地とこれから

トピックス

  • オンライン服薬指導とは、テレビ電話などを利用して遠隔で服薬指導を行うもの
  • オンライン服薬指導は、通院負担や新たな感染リスクを軽減できることがメリットである
  • 安全な運用のためには医師とかかりつけ薬剤師の連携が欠かせない

 「オンライン服薬指導」は2018年に福岡県、兵庫県、愛知県で実証実験が行われていましたが、2019年11月27日に薬機法が改正されたことを受けて、今後は全国に解禁されようとしています。オンライン服薬指導とはどのようなもので、今後の展開にはどのような課題があるのでしょうか。オンライン服薬指導の現状と、今後の動向について見ていきましょう。

オンライン服薬指導とは

 オンライン服薬指導とは、薬剤師が患者に対してテレビ電話などを利用して服薬指導を行うものです。医療機関や調剤薬局のない山間部や離島などに住む患者や、さまざまな理由で医療機関の受診が困難な患者に対し、質の高い医療を安定的に提供する取り組みとして期待されています。

一般的に、オンライン服薬指導は以下の手順で行います。


  1. ①医師がオンラインで患者を診察する
  2. ②診察結果をもとに、医師が特定処方箋(写し)を発行する
  3. ③処方箋を受け取った薬剤師が、必要に応じて疑義照会をする
  4. ④薬剤師がオンラインによる服薬指導を行う
  5. ⑤服薬指導後、患者のもとに薬が配送される
  6. ⑥薬剤師が患者に薬が届いたことを確認する

 2019年11月に薬機法が改正されるまで、服薬指導は対面による実施が義務付けられており、試験的な運用として国家戦略特区だけでオンライン服薬指導が行われていました。しかし、今後はかかりつけ薬剤師に限って行うなど、一定の条件を満たすことでオンライン服薬指導が可能になります。

オンライン服薬指導の導入で期待されること

 オンライン服薬指導を導入すれば、山間部や離島など医療機関が不足するエリアの患者の負担を削減でき、医療サービスの安定供給につながると見られています。また、患者の移動や待ち時間などの負担を減らすためにも、オンライン服薬指導は有効です。訪問薬剤師を必要とする患者の場合、オンライン服薬指導を併用することにより、薬剤師の負担を減らして業務の効率化を図ることができます。

 さらに、慢性疾患の患者の通院負担が軽減されるために受診率のアップが見込め、慢性疾患患者の重症化を防止する役割も期待されています。オンライン服薬指導なら、感染力の強い病気にかかっている患者を医療機関まで移動させずに服薬指導ができるので、新たな感染を招くリスクの軽減にもつながります。

 このように、オンライン服薬指導は山間部や離島に限らず、都市部でも需要が見込まれるため、早期導入と普及が急がれます。そして、オンライン服薬指導が普及することにより、医療費の抑制も期待されています。

オンライン服薬指導の課題

 オンライン服薬指導には次の4つの課題があります。

1.薬局の指定

 患者は自由に薬局を選ぶことができ、医療機関は患者が利用する薬局について干渉できないことになっています。しかし、オンライン服薬指導を行うには、医師と相談した上であらかじめ薬局を決める必要があります。また、薬局がオンライン化されてないとオンライン服薬指導は受けられないため、患者にかかりつけ薬局がある場合に薬局を変えなければいけないケースもあります。

2.処方箋の授受

 オンライン服薬指導では、処方箋は患者と薬局の双方に送る必要があります。ただし、処方箋を郵送すると日数がかかるため、処方箋の有効期限を超過するおそれがあります。そのため、オンライン服薬指導を円滑に実施するためには、電子処方箋の普及も併せて進めなければなりません。

3.服薬指導に必要な情報共有

 オンライン服薬指導を安全に行うには、医師とかかりつけ薬剤師の情報共有が必須です。しかし、現状では薬剤師に伝わる患者の情報は処方箋に記載された内容のみで、院内処方の情報は伝わっていません。そのため、医師と薬剤師の情報共有のあり方を論議する必要があります。

4.薬の授受とコストについて

 現状では、薬は薬局で患者に手渡ししていますが、オンライン服薬指導では薬を患者に送付する必要があります。この費用を誰が負担するのかについては、今のところ明確なルールがありません。

業務効率化と医療サービスのクオリティーを両立させるために

 オンライン服薬指導では、患者と対面での指導ができないため、患者のちょっとした表情の変化や顔色などで異変を感じ取ることが難しくなるという懸念があります。オンライン服薬指導を安全に普及させるには、患者の病歴や服薬履歴、検査データなどを把握する仕組みを設けるなど、対面でコミュニケーションが取れないという欠点をカバーする必要があるでしょう。

 今後、薬剤師には薬学知識のほか、最新システムを使って医療サービスを効率化するための知識やスキルも求められます。最新トレンドについていけず薬剤師としての将来に不安を感じる方は、転職で新しい環境に身を置きスキルを磨いてはいかがでしょうか。薬剤師の転職、派遣についてのお悩みはファーマリンクまでお気軽にご相談ください。

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2020年3月19日掲載


監修:星野匡宣(薬剤師)

監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在、同取締役。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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