薬剤師のストレス解消につながる6つの方法

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薬剤師も楽じゃない!職場でのストレスを解消させる6つの方法

2021年1月29日更新

トピックス

  • 薬剤師の仕事は、患者の命の危険につながるリスクと隣り合わせ
  • 薬局内のルールを統一し、しっかり守るなどしてストレスを溜めないことが大切
  • ストレスが減らないなら、職場を変えてよりよい環境を求めることも検討したい

 「薬のプロ」である薬剤師に、ミスは許されません。そのため、常に患者の命の危険につながるリスクと隣り合わせの状態です。医療チームの一員として患者や医師などから頼りにされる反面、責任の重さや緊張感がストレスになることも少なくないでしょう。ストレスを抱えた状態が続くと、ミスを起こしやすくなり、自信を失ったり自分を追い詰めたりすることも。

 今回は、薬剤師ならではの「ストレスとの向き合い方」についてご紹介します。

薬剤師はどんなことにストレスを感じている?

 一口に薬剤師といっても、働く場所や業種によってストレスの原因は異なります。

人間関係がうまくいかない

 限られた空間で、それも異動が少なく固定メンバーで働くことの多い病院や調剤薬局の薬剤師の場合は、人間関係にストレスを抱えることが多くあります。しかもストレスの原因となる人間関係は、職場内にとどまりません。

 患者から医師へ言えなかった不満を向けられたり、処方箋がないのに「いつもの薬なのになぜ先に用意しないんだ」と言われたり、車まで持って来るように命令されたり……。理不尽な対応を迫られたという話も、決して珍しくありません。

 ドラッグストアに勤務する薬剤師の場合は、会計・棚卸や来店対応などの業務もあり、薬とは直接関係のないクレーム対応を迫られることもあります。

報酬への不満

 2018年における薬剤師の平均年収は544万円(2018年の賃金構造基本統計調査(政府統計)から算出)。雇用形態や性別、年齢、勤務地などによって差はありますが、一般的に思われているほど高くはありません。

 患者の命を扱うストレスフルな仕事でありながら、場合によっては休日出勤や長時間労働を強いられることもあるでしょう。そうした状況に見合った報酬を得られず、ストレスを感じてしまう方も多いようです。

休みがとりづらい

 年中無休のドラッグストアが増加したり、薬局のあり方が多様化したりしていることもあり、人材不足から薬剤師が業務過剰に陥っているケースが多くあります。

 「かかりつけ薬剤師」ともなると、24時間365日、いつでも患者対応が求められます。休みが取りにくい薬剤師は精神的にも肉体的にもオン・オフの切り替えが難しく、ストレスを溜め込んでしまいやすい仕事ということができます。

数字に追われる

 大手チェーンの薬局などでは、「かかりつけ薬剤師として1人あたり30名以上取るように」といったように営業ノルマが設定されるケースもあるようです。

 製薬企業のMR(医薬情報担当者)だと、社内では個人の売上ランキングが発表されたり、全国の各エリアと競争させられたりといったことも当たり前。外資系では完全歩合制の給与体系を採用しているところもあります。

 こうした体制を見て、薬剤師としての仕事の意義に不満を感じてしまう方もいます。

ストレスを解消するための選択肢

 ストレスをまったく感じずに薬剤師の業務を続けることは、職業上の特性を考えても難しいといえるでしょう。だからこそ、少しでもストレスを感じにくい環境に身を置くことや、予防策を立てることが大切です。

薬局内のルールを統一し、しっかり守る

 一人ひとり、考え方や行動の癖、仕事の仕方は違います。その違いが業務遂行時にお互いのストレスになってしまうこともあるでしょう。無駄な行動や感情の行き違いを生じさせないためにも、薬局内のルールを統一したり、それらをきちんと守ったりすることが有効です。

  • ・ローテーションのシフトを確実に守る
  • ・「お互いさま」の気持ちやチームであるという意識を持つ
  • ・全員が積極的に業務に参加する雰囲気を作る
  • ・調剤上の業務フローやルールをあらためて最適化する

 例えば、薬剤ピッキング時のストレス軽減策として、「PTPシートのタグは外さない」「PTPシートをまとめているテープや袋は破棄する」など細かい部分までルールを統一しておけば、無駄なミスの発生が減るので作業負担が減ります。

積極的にコミュニケーションを取る

 仲の良い同僚や家族、友人と積極的に会話するようにしましょう。自分の気持ちを誰かに聞いてもらうことで、癒しや心の負担が軽くなる「カタルシス効果」が見込めます。勤続年数が長い先輩の薬剤師や転職して間もない後輩の薬剤師と職場環境や働き方について話せば、状況の改善に活かせる新たな視点やアイデアが見つかるかもしれません。

朝活や運動に取り組む

 出勤前の時間を使って仕事・勉強・趣味・運動などに取り組む「朝活」に取り組むことで、ストレスが軽減できるかもしれません。朝日をたっぷり浴び、人と話し、頭を使ったり体を動かしたりすることで感情や気分の安定に深く関わる「セロトニン」の分泌が促進されるので、ストレス緩和に役立つでしょう。

 「朝が弱い」という方の場合は、休日や空いた時間に体を動かすだけでもよいでしょう。運動することで気分の落ち込みが解消され、睡眠リズムの改善などが見込めます。ウォーキング、ランニング、サイクリング、ダンスといった軽い有酸素運動やヨガ・ストレッチなどでストレスの発散を図りましょう。

1人で仕事や悩みを抱え込まない

 いくら薬剤師が「やりがいのある仕事」「大切な仕事」であっても、業務や責任を抱え込んでしまうのはよくありません。自分にできることには限界があります。周囲のスタッフを信頼して仕事の分担をお願いするなど、1人で抱え込まずに仕事を行いたいですね。

ストレス要因から距離を置く

 気の合わない同僚や上司がいて仕事が手につかないのであれば、距離を置くのも一つの方法です。相談できる上司や同僚に話を聞いてもらい、シフトが重ならないように調整してもらったり、複数の店舗があって移動ができる場合は異動の申し出を検討したりするという選択肢もあります。

転職によって「働く環境を変える」ことも考えよう

 上記でご紹介したような方法を実践してもストレスが減らないようであれば、職場を変えてよりよい環境を求めることも検討してみましょう。責任感が強い方の場合は特に、「逃げるようで悔しい」という思いもあるかもしれません。しかし、より大切なのは自身の幸せや充実であり、家族との生活でしょう。

 「転職を考えてみよう」と考えた方は、以下のアクションを意識しておきましょう。

転職サイトに登録しておく

 無料で登録できる転職サイトが多くあります。まずは気軽に登録してみましょう。登録をしておけば業界の動向や求人案件などの最新情報をキャッチでき、動きたいときに動けます。

転職後の働き方をイメージしておく

 薬剤師には多様な働き方があります。雇用形態、年収などの待遇、キャリアパスなどをあらかじめイメージしておくことで、よりよい環境を求めやすくなるでしょう。

客観的に状況を把握する

 あなたの不安や不満は、「特殊な職場環境」によるものなのか、どこに行っても避けられない「薬剤師ならではの悩み」なのかをはっきりさせておきましょう。「場所が変われば何とかなるだろう」といった根拠のない考え方では、どこに勤務しても同じ状況に悩まされるおそれがあります。

転職経験のある薬剤師に話を聞く

 過去に転職した経験がある同僚や友人の薬剤師に話を聞いたり、意見交換をしたりするのも有効です。それが難しい場合は、薬剤師専門のキャリアカウンセラーに話を聞いてもらうのもよいでしょう。

薬剤師ならではのストレスでお悩みの方へ

 仕事の生産性だけでなく、働き手の活力まで奪ってしまうストレス。ミスをなくし、より人材価値の高い薬剤師を目指すためには、ストレスと上手に向き合うことが重要です。ストレスで心が折れそうになってしまったら、自分だけで抱えず周りに相談しましょう。

 薬剤師専門の転職エージェント「ファーマリンク」では、薬剤師としての実務経験豊富なキャリアアドバイザーが転職を支援しています。抱えている問題を明確にすることで、よりよい職場環境で働ける可能性が高まるでしょう。前向きに転職を考えたい方は、キャリアアドバイザーに相談を仰いでみてください。

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監修者のご紹介

星野 匡宣(薬剤師)

1998年、昭和薬科大学卒。多摩大学大学院にてMBA取得。
調剤薬局チェーンにてマネージャーを経験後、2009年にファーマリンクに入社。現在は、2023年にファーマリンクと合併したブラン・ド・ブランの執行役員。キャリアカウンセラーとしても活躍中。

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